YUKI皮フ科形成外科

光治療・IPL治療

フォトフェイシャル

光(IPL)治療とは?
フォトフェイシャルとは?

IPL(Intense Pulsed Light)とはレーザーとは異なり、単一波長ではない広帯域の波長幅を持った強い光です。
各物質の光吸収率は波長によって異なります。
皮膚で主に標的となるのが、メラニン、ヘモグロビン、水です。シミやくすみメラニン色素の蓄積が、赤み毛細血管の拡張が原因です。

吸光率

IPLを用いた光治療のことを、広く一般にフォトやフォト治療、名前がややこしいため混合されフォトフェイシャルなどと言われていますが、M22もしくは最新のStellar M22という機器を用いたIPL治療のことを正式にはフォトフェイシャルといいます。(登録商標されています)

作用機序

広帯域の波長幅の光を照射することで、メラニンヘモグロビンに幅広く吸収され熱変性作用をもたらし、シミやくすみ赤みなどの様々な症状を同時に改善することができます。
(①メラニンを含む表皮細胞の熱変性ターンオーバーの亢進によりメラニン色素の排出を促す②ヘモグロビンに吸収された熱が血管内皮細胞損傷し、拡張した血管を閉塞させて赤みを軽減)
同時に水分へも吸収され、熱作用による真皮のコラーゲン生成を促しキメやハリを改善します。

症例写真(前)
症例写真(後)

照射後に数日で濃いしみは小さな痂疲(マイクロクラスト)を形成します。
薄いしみはターンオーバーの亢進により、徐々に排出されます。

症例写真(1か月後)

小さな痂疲は7~10日くらいで剥がれ落ちます。

Stellar M22の特徴

キセノンランプから発した光が直接またはリフレクターで集光され、特殊フィルターを介することにより不要な波長をカットします。
Stellar M22では他の光治療機器とは異なり、フィルターを適宜交換することができ、目的の波長帯を選択して使用することで、より効率的に各症状に対応できます。(小さいスポットでやや濃いシミや紅斑の部位に照射など)

フィルター

波長の長さによって熱エネルギーの深達度も変わってきます。

波長による深達度の違い

他院では光治療は看護師が施術を行うことが多いですが、本機器のこのような特徴を最大限生かし、各症状に細かく対応するために
当院では医師が施術を行います。

副作用
熱傷・色素沈着・紫斑・肝斑増悪
費用
料金案内参照
治療期間
所要時間15~30分程度
最低3週間以上空けて照射可能
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