前頭筋（おでこの筋肉）下、骨膜上に存在する腫瘍です。皮膚を切開してもすぐには認めず、脂肪組織の下の前頭筋を割いてようやく現れます。

おでこの横ジワに切開線を一致させ縫合します。

眼窩上神経（額～頭頂部の皮膚の知覚を支配する神経）の通り道（縦方向の点線）であるため注意して行います。

前頭筋の下に存在する脂肪腫でした。

皮膚表面に色素沈着を伴う脂漏性角化症（老人性イボ）様の部位があったため、皮膚も一部切除して、前頭筋下に存在する径4cmの脂肪腫を切除しました。