YUKI皮フ科形成外科

睫毛内反症(逆まつげ)治療について

上眼瞼の逆まつ毛の症例です。過去に手術を受けられましたが改善せず、上まつ毛が角膜にあたり痛く充血するため受診されました。
再度、睫毛内反手術(切開法)(Hot変法)を行い症状は改善しました。側面から見ると、睫毛の向きが術前に比べて上向きに上がっていることが分かります。

合併症:出血、左右差、外反、眼瞼下垂
費用(手術代):両側15,540円(負担3割の場合)
治療期間:術後約1週間で抜糸

 

治療は挙筋腱膜から睫毛近傍の皮下組織へと連結して睫毛を外反させ立たせている穿通枝を再建する必要があります。大きく分けると糸を通した部位のみ点で再建する「埋没法」と切開した部分を線で再建する「切開法」があります。埋没法切開法に比べて再発しやすく、切開法でもしっかりと瞼板に固定しないと再発することがあります。

 

次は下眼瞼の症例です。

睫毛内反手術(切開法)(Hot変法)を行っています。写真右側は術後1週間の抜糸直後の状態です。まだ傷の赤みと線状の傷痕が目立っています。術前で下の睫毛が角膜に接している状態であったのが、術後やや前方に角度が変わり角膜から離れていることが分かります。
(こちらの症例は術後1週間までの写真しかありませんでした。)

合併症:出血、左右差、外反、再発
費用 (手術代):左側のみ7,770円(負担3割の場合)
治療期間:術後約1週間で抜糸

別の症例です。術後3ヵ月経過すると傷痕の赤みや線状の傷痕は目立ちにくくなっていることが分かります。

合併症:出血、左右差、外反、再発
費用 (手術代):両側15,540円(負担3割の場合)
治療期間:術後約1週間で抜糸
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